安野モヨコ展「STRIP!」へ行ってきた。
安野モヨコ展「STRIP!」へ観に行って参りました。
■会期
2016年9月1日(木)〜9月26日(月) 会期中無休
■会場
パルコミュージアム (池袋パルコ 本館 7F)
10:00~21:00
※最終日は 18:00 閉場。入場は閉場の 30 分前まで。
■入場料
一般 500 円 ・ 学生 400 円 (税込) 小学生以下無料
PARCOmuseumはもともと渋谷PARCOにあって改装に伴い、
池袋PARCOへお引越しされていました。
実は気づかず普通に渋谷Parcoに行きそうになってしまいました。
同じ階では、弱虫ペダルやダイナーショップなど、
オタク女子に優しい空間が待っていた。
リジェットショップも渋谷Parcoから池袋Parcoに移動しています。
本来なら池袋のほうが、正しい場所……?
弱虫ペダルの御堂筋くんのパンケーキが、ものすごくキモッ!で食べたかったな笑
Parco museumとカフェ移動に伴って、
池袋に行く機会も多くなるかしら?
ミュージアムはすべて撮影OK。
もちろんせっかくなので一眼レフで撮影。
入口には、大きい脱ぎ捨てられたコルセットが展示されていて素敵。
安野モヨコ年表付近にあった、プロフィールの好きな映画に
「シン・ゴジラ」があってツボでした。
私物?と愛用の原稿用紙とか筆記用具の展示もあって、
愛用しているペンがパイロットのペンで、
私が昔使っていたものだったのて少し嬉しかった。
★鼻下長紳士回想録
原画を 展示してある「鼻下長紳士回想録・さくらん・オチビサン・働きマン・シュガシュガルーン・ハッピーマニア」は作品の雰囲気に合わせて、
それぞれ個別展示スペースがあり、作品の世界に入りながら原画を見ることができた。
個人的に、好みなのはこの「鼻下長紳士回想録」のエリア。
羽がふわふわして、額も黒字に金ですごくゴージャスで耽美な雰囲気……
映像による作品展示もあり、良かった。
舞台は20世紀初頭のパリ。
変態が集う娼館で、
生きるために交(まぐ)わい、殴り、書く。「他の女のとこに行かれるくらいなら
お金を払った方がまし」それが、“ヒモを待たせている娼婦 (あたし)”のルール——。
このあらすじにピンときた方は、是非読んで欲しい
この作品はフランスパリの娼館を舞台にした作品で、
フランス的な美しさと人間の欲望が交差している世界がなんともたまらない。
純文学的なエロスと美しさは好きです。
「メゾン ある娼婦の記憶」というフランス映画があるんですが
私あれがすごく好きで、文芸エロスって感じでとにかく綺麗な映画。
「鼻下長紳士回想録」好きな人は多分好きだと思います。
絵にかいたような街でスペクタクルでゴージャス……そんなフランス パリに
一度やっぱり行きたいな。(ダジャレじゃないよ)
10月からマリーアントワネット展が、森アーツセンターギャラリーで
やるようなので行こうと思っている。
Ravijourとコラボしたランジェリーも、展示してあった。
とりあえず360度から見てすごくかわいくて欲しくなってしまった……
ビスチェとショーツとガーターの3点セットでプッシュアップタイプでセクシー。
このマンガ読んでるとものすごくランジェリー買いたくなるんですよね。
■働きマン
働きマンは、実写化もされましたね。
自分の女としての性を認めた上で、様々な武器で真っ当にこの男性社会で
勝負している感じがすごくかっこよくて、
頑張ろうって思える作品。
あと納豆巻が食べたくなりますね。
■さくらん
さくらんエリアは雰囲気の作りこみが一番すごい。
木の枠から原稿が見られたり、赤い柵で囲まれていて
遊郭の雰囲気で素敵でした。
こちらも実写化されていて実写も私はすごく美しくて好き。
再度高めだったりはっきりとした艶やか映像だったりが好きなのかな?
成人式に花魁とか花魁や遊郭に憧れる若者が多くて……とか年一回くらいは
ニュースで取り上げらるイメージはある。
基本私は、花魁や遊郭というものに華やかさよりも悲しさというものを無性に感じる。
■シュガシュガルーン
安野モヨコ作品に一番最初に触れたのは、
なかよしで連載が開始され第一話から、その世界観とイラストの可愛さで
一気にファンになってしまった。
アニメ化もされていて 、アニメも見てた。
ショコラに夢中……懐かしすぎません?
ロッキンロビン、諏訪部順一の声しそうだけど
津田健次郎氏でカッコイイ感じ。
しっかり、キャラソンも出てるという笑
セーラームーンやCCSも懐かしトキメキアニメだけど、シュガシュガルーンは
本当にきゅんきゅんが止まらなかった!
原画見てるとき完全に小学四年生に戻ったもん。
原画は、こうやって描かれていたんだ!とか
本当に長くいて長い間見てラフからの完成までの過程の展示もあって感激。
そしてここまで様々な作品の原画をみていて驚いたのが、
安野モヨコ先生って全部アナログなんですね。トーンやベタなども全部アナログで
ホワイトとかもちゃんと見える感じが原画だ~と感動。
なんだかずっとうまい絵を見ていると自分でも描ける気がしてきて創作意欲が
沸いてきますね。
安野モヨコ先生の描く主人公の女性は、所謂「自立した強い女性」
時々そういう女性が作中で弱い部分を見せるシーンがあり、
胸が痛くなり作品のキャラクターに共感をしてしまう。
男勝りやそうじゃない女性出てくるんですがそんな一見媚びているような女性でも
自分の信念や芯というものをちゃんともっていて、
様々な女性のかっこよさというものを感じる。
自立して強くて優しくてかっこいい、私もそういう人になりたい。
女性に生まれてよかった、頑張ろう。と明日を生きられ元気がもらえます。
原画を見ていて思ったのは
やっぱりファッション性やデザイン性もあって、構図や細部にまで美しい。
アートだと思った。
感覚としては、ジョジョの荒木先生の絵を見てるときのような感覚。
和装のイラストも多く、すごく美しかった。
そして思ったのは美人は首の長さと白さがやっぱり大事なのかしら?と。
最近、私は首を長くするのに必死です。
メッセージスペースがあったので、
シュガシュガルーンよりショコラを描いてきました。
字が小学生なのは見なかったことにしてほしい。
メッセージスペース とか交流ノートって絶対書いてしまう笑
ちなみに、会場内で配布されているフライヤーがあるのですが、
コルセット跡の部分がでこぼこの印刷になっていて、人間の肌みたいで感動。
沢山ファッショナブルで素敵なイラストを観ていたら
創作意欲がものすごく湧いてしまい
帰ってからCLIP STUDIO を起動し創作意欲に打ち込んだ。
やっぱり絵画展などに触れるのは良いね。
次はダリを見に行こうかしら